日々のあれこれ

日記です。

読んだ本  人生最後のご馳走

 

いつだったか、淀川キリスト教病院ホスピス病院のリクエスト食をテレビで特集されていて興味を持ちました。

お一人お一人の人生の触れされてもらい、どの人の人生もみんな素晴らしいと心から思いました。

 

母を見送って10年を過ぎた今、いろいろ思い出すようになりました。

81歳で末期がんが見つかり82歳で逝ってしまいました。

頑張って手術を受けたこと。

だんだん自分の深刻な病状が受け止められずに、認知傾向が強まっていったこと。

私のことや父のことがわかったりわからなかったりするようになっていったこと。

最後に入院させてもらったときにに転院を勧められたけれど急に弱ったので延長して入院させてもらえて手厚く看てもらえたこと。

看護学生さんの実習の時期だったので、担当についてくださり、毎日シャンプーしてもらえたこと。

七夕にはみんなでささのはさらさら~と実習生さんたちと一緒に歌を歌ったこと。

実習生さんが実習終わって2日後に逝ってしまったこと。

入院してからはもう点滴だけだったけど自宅で過ごす最後の方の時期には自分で頑張ってトイレにも行っていたこと。

食欲なくなってきたころ、父が鰻を買ってきたら奇跡的に食べられたこと・・・

母の介護を父と一緒にすることにより結束が固まり、父1人になったときにスムーズに様子を見に行けたこと・・

 

この本を読み、大切な想い出を改めて思い出させてもらいました。

丁寧に取材を重ねられて本にされたことが伝わってきました。

幾つになっても親のことって懐かしく思い出されるものですね。